haiirosan's diary

散文とか

Reproduction à montrer le 2 septembre

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「Fucking Rock Star」

破滅した音階、ぶっ壊れたのはアンタらさ
27Club Heaven サーカスに切り裂かれた心と六弦
スターよりノイズ、愛すべきはpops? Rock'n'roll?
――耳鳴りの果てに聴こえた蒼き夕景のフォルテ
燃えあがるCONVERSE 渇ききった純粋と天使
茜色の刹那に枯れ果てたメランコリーが曝され
彼らのカールコードは断線する――
そう、歪んじまったのがmarshalだったら
狂ってんのがツーバスドラムなら
奴らはヘッドフォンをスクラップに変換しない
心の砂漠、「川の流れのように ゆるやかに♪」
傍観するマネキンの8090退屈な中流
減速するhighway
傷だらけのmy way
……薔薇がオペラに投げ込まれる時
タキシードの群衆の首が切り落とされる
安全ピンで象られた十字架から滴る血
ファジーコード轟いて、泣き叫ぶ偽善者
Sidの4弦が変死体と化す時
左利きの彼女の目に映る世界は輝いて……
夢は壊れましたか? 壊れたなら、私のナイフとシールド絡ませて
エレクトリック・ワルツ、イカしたノイズで天国への階段転げ落ちてよ
俺はRock Star
Fucking Rock Star
ねえ、病んでんの、残酷なの、純粋なの、飽きてんの?人生に 日常に 生活に、それでも
アンタはRock Star
地上にのさばる下らねえ奴ら
アンタの狂気と俺の狂気で
奴らを殺して/美しき破滅を 

私は零時に鳴ったら水煙草とCLUB HEAVENに、

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――夕刻の13階、黄昏れる少女たちだけが青く、世界は茜色の焼死体と化していた。街の喧騒、4の無いクローバー散って、噴水の影に佇む赤い真実は純粋だって誰が信じるのだろう。夕凪が死の愛撫と囁きを交わすけれど、其処にある柱時計とラム・ボトルの亡骸、灰色を喪っていない革靴は永夜を迎える……

倶楽部で狂っているのはペンシルケースだけだと或山茶花が訴えた、脳は零年代スパゲッティ・ドラムンベース兎畑が勧める錠剤の色すら識別できず私たちはモノクロの平行世界にいるけれど、私の爪先が貴女の髄液に触れる時、藍色(だった)蝙蝠傘も再び開くのだろうか、そう針の狂ったワイングラスと共に

トリカブトトランジスタ、隣の(44)が煙草の空箱を投げ棄てた刹那、地下鉄は炎に包まれた。クレープに隠されし権力闘争、店頭販売のscreen狂って、俺たちのサンダルに異議を唱える三権にシェルターは無く、84のコンビーフ紅の豚どもが酔いしれているのを死のカウンター10R間際に見た

殺人棟倶楽部B4,水槽だけが煌びやかな堕落の楽園にシーシャとポリンキーを持ち込んではいかんぜよと地下鉄広告が五月蝿い朝、何だか蚊の群れが私にとり憑いているような気がするけれど点滴が翡翠色なのは世界の終わりの印だからと君は云ったけれど、君がborderline headphoneを外す時、その色は――

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Lunch xOb Obscure

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トランクシートに遺された藍色の赫を忘れていた。

ゴルフクラブ、杏飴、線香花火チル12月のカーテン

花瓶に突き刺さる是空の13、黒電話を血で染める時、切断されたのは血管かロープか

青銅の噴水に差し出すのはルルドの慈悲か偽りの

祈り

フィラデルフィア・ファンファーレの幻覚、燃え尽きた国旗が全て架空の机上論であると明かされた刹那、鴉は夕暮れの境界線に佇むのだろうか?

彼女たちは浴衣」を」\\焦がしたまま、九時の無法地帯をさ迷っている

鉛のObscure,切断と絡みつくハイヒー

ルに導線冷めて朝、朝、青さ、空が暗いから今日は終末だと渋谷駅前のマネキンが呟いたけ

れど、惜しくも「151文字」の詞は赤

字のまま、彼のウォ―ル街は脆く崩れ去って、裸

足の午後が、エビアンがギルビーに変換されたLun

ch xObが開かれ

る。↓

「そこには空白のルービックキューブと唐牡丹の褪せた」

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Foolish Summer 2012 0617

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https://www.youtube.com/watch?v=45jFfJd0H5k

カーテン揺れる 透明な来客

アイスクリーム溶けた 零すバニラ

不穏と平安 冷たい夏

カッター照らす、光に怯えて

Foolish Summer Foolish Murder

 

スカート揺れる 影が消えるGirl

黒い葬列 零す涙

不穏と不安 死にたい夏

カッター探す、あなたに怯えた

Foolish Summer Foolish Murder

奇麗な時計草 切り刻んでイタイ

嫌いな君は 水面に浮かぶ

白い肌は 透き通ったまま

 

月が揺れる、白痴の夜空

舞い散る花火 殺す私

笑顔と不安 死にゆく夏

カッター刺さる 君を見ながら

Foolish Summer Foolish Murder

嫌いな身体 切り裂いてイタイ

奇麗な君は 飛び降りていた

白い肌は 柔らかなまま

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Equal Moment

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6の雨後に世界はRequiemの休符を斉唱する

5の翌朝に皺の無い鳥籠とベッド

4のヘッドフォンが断線したことに気づく刹那は、

遠ざかる耳元で囁くのはシャッターの記憶と――

カーテンを喪った裸の窓が「ひびわれたとき」、夕暮も夜も境界線を亡くしたから

どうして未だに蝉時雨は降り止まないのか?

問いかける少女に、3人の亡霊彷徨う灯台からの応答は無く

唯、無機質な記号と無慈悲な%が提示されただけだった。

In the Flat Field,Moments Faded.

乱れない空、崩れるだけの未来

改行だけのシャンプー、温度計の死亡記録に刻まれた香り

私の濡れた髪を撫でるのは、穴の空いたレインコートだけだと、赫い毒を帯びた唇が囁いた気がした

晴れた空の夢、ユメ、ゆめ

光が誰かに  希望を、(絶望を)

インクが自動筆記で書く人形の詞が水に浸される時

八月の朝焼けはチョコレートミント・アイスケーキのまま、もう溶けることはない

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Ghost In the Guest House

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「この中に死者がいる」

そう叫んだ君が居たのは深海のような霊安室だった。

藍色の避雷針、12月の造花、空白と海月

ただ、溺れていたような気がした

――私の足を白衣で包む暁光の海抜零m

私の瞳に映るのは夕焼けの指先が描く、「静かな終末」だけだったのに、

マリリスの円卓上で存在しないはずの紅茶が揺れる

角砂糖を削岩するシンディーのアイスピック

Salar de Uyuni に落ちていた、赤い靴とブランケット

彼女は天秤に載せた砂糖と塩に無言のままアルコール・ランプを翳した

理科室の夢 揺れないカーテン

色褪せた記憶、色の無い森の記録

3階の踊り場、開かない傘濡れて

穴の空いた上履きと心に、貴女が狂う前に救いを

ほら、3番目のドアが音もたてずに開いて――

「この中に死者はいない」

そう叫んだ君が消えたのは、深海のような404号室だった。

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水羊羹を誤読して、彼の躍動或いは記憶

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――或る日、彼は水羊羹を誤読してしまった。
彼が誤飲したのは暗い黒いスーパーボールだと彼女は言ったけれど、僕が視ていたようなサ変の上二段と「世界の終わりな沈黙」を目の当たりにしてもワルツを踊るスーパーボール。
見知らぬ黒服の生ける屍が這い回る街、見知らぬ異国の少女たちの赤い靴が撫でる34‐56,見知らぬ二人が這わせる唇それとも口紅?
僕のコンタクトレンズが外れたことは秘密だよって、
僕みたいな誰かが囁いた気がしたけれど
6月の花壇の汗ばんだ君の名を忘れたから、わたしはうつむいたままだ、
砂塵の砂埃、二重の羊羹 香る煙草の硝煙
明日のないような無音の車道
明日もみえない白線と境界線を越えて?
明日もきこえないその旋律に血を流す
仮名のスタンダールの筆先が血に染まり、『赤と黒』を描くように
黒いスーパーボールモナニイロを帯びてゆく
Marlboro轢き殺された午前16時、誰も問いかけない彼の色彩
気にも留めず、彼は孤独なショウに狂い咲く坂道
アスファルトを匿名の照明が照らせば、四弦奏者の刹那は譜面を鋭くする
六弦の私が奏でる黒と白が夜に溶ける度、私の箱庭に白昼夢が広がって拡がってひろがって――そこには何が?
……煉羊羹から連想する色は感情迸る赫だと君は嗤う、僕が軒下で君と聴いていたのは水風船と風鈴が粉々に砕けて、蝉時雨だけが永遠を奏でる水無月だった。
――喧騒と鴉が飛び回る街、記憶と記録と化した鉛色の犬
朝焼け、白昼夢、逢魔ヶ時、汚れた革靴、蒼いコンバース、紅いハイヒール
スクランブルのカメラに映るのは濁った硝子の眼
眩しすぎる太陽、狂騒と虚ろを他所に、無軌道に無邪気に転がるスーパーボール
彼の音色とリズムは、確かに渇ききった夜に華やいでいたって
僕らはいつか思い出す気がするんだ