haiirosan's diary

散文とか

下弦の彼岸花、蝉時雨の福音

下弦の彼岸花が太陽を覆う 金貨に粉砂糖が絡みつく、ビーカーに溺れるローズマリーと紫陽花が黙視した朝焼けに太陽は琥珀色の霧雨を零すが、そこに渇ききった12ダースチョコレートは存在せず、海と花束、「架空のノンフィクション」が曖昧な世界線を無音の旋…

降り止まない雨の五連符

蒼白月が視ている気がした。裸の陽光が水槽に溢れていたけれど、ライム溺れたモスコーミュールが私の最期を通告するとは彼方の飛行機雲もうわの空なのだと思う。散りゆく朝焼け、夕暮れの誤認、彼女が焦土のアスファルトを殺した時、千の蝙蝠傘は縊死対と化…

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六弦が読み躍るエンパイアステート、彼女の滑落死体は綺麗だったと蒼い彼岸花が囁くけれど血塗れの絨毯の水平線上で割れた無花果の手首に水脈は無く、オレンジジュース溶けた夕刻に黒衣の林檎飴が砕けたのはあの海辺の月夜が永遠のように思われたから、 線火…

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月曜日の棺桶は冷たい、気の触れた体温計が失踪するフローチャート、今が未だ12月だと誰が照明するのか。箱船に閉ざされた匿名の表情と銅貨、変死体と化した自転車に挾間の時を求める少女の首飾りは錆びついたまま、終わらない8月を浮遊する。 炎上する火焔…

Reproduction à montrer le 2 septembre

「Fucking Rock Star」破滅した音階、ぶっ壊れたのはアンタらさ 27Club Heaven サーカスに切り裂かれた心と六弦 スターよりノイズ、愛すべきはpops? Rock'n'roll? ――耳鳴りの果てに聴こえた蒼き夕景のフォルテ 燃えあがるCONVERSE 渇ききった純粋と天使 茜色の…

私は零時に鳴ったら水煙草とCLUB HEAVENに、

――夕刻の13階、黄昏れる少女たちだけが青く、世界は茜色の焼死体と化していた。街の喧騒、4の無いクローバー散って、噴水の影に佇む赤い真実は純粋だって誰が信じるのだろう。夕凪が死の愛撫と囁きを交わすけれど、其処にある柱時計とラム・ボトルの亡骸…

Lunch xOb Obscure

トランクシートに遺された藍色の赫を忘れていた。 ゴルフクラブ、杏飴、線香花火チル12月のカーテン 花瓶に突き刺さる是空の13、黒電話を血で染める時、切断されたのは血管かロープか 青銅の噴水に差し出すのはルルドの慈悲か偽りの 祈りか フィラデルフ…

Foolish Summer 2012 0617

https://www.youtube.com/watch?v=45jFfJd0H5k カーテン揺れる 透明な来客 アイスクリーム溶けた 零すバニラ 不穏と平安 冷たい夏 カッター照らす、光に怯えて Foolish Summer Foolish Murder スカート揺れる 影が消えるGirl 黒い葬列 零す涙 不穏と不安 死…

Equal Moment

6の雨後に世界はRequiemの休符を斉唱する 5の翌朝に皺の無い鳥籠とベッド 4のヘッドフォンが断線したことに気づく刹那は、 遠ざかる耳元で囁くのはシャッターの記憶と―― カーテンを喪った裸の窓が「ひびわれたとき」、夕暮も夜も境界線を亡くしたから ど…

Ghost In the Guest House

「この中に死者がいる」 そう叫んだ君が居たのは深海のような霊安室だった。 藍色の避雷針、12月の造花、空白と海月 ただ、溺れていたような気がした ――私の足を白衣で包む暁光の海抜零m 私の瞳に映るのは夕焼けの指先が描く、「静かな終末」だけだったの…

水羊羹を誤読して、彼の躍動或いは記憶

――或る日、彼は水羊羹を誤読してしまった。彼が誤飲したのは暗い黒いスーパーボールだと彼女は言ったけれど、僕が視ていたようなサ変の上二段と「世界の終わりな沈黙」を目の当たりにしてもワルツを踊るスーパーボール。見知らぬ黒服の生ける屍が這い回る街…

0.001¢カタストロフィ

藍色の藍色のドレスコードに終末の予約は無いとマグリットが笑う。 ステンドグラス美術館、供物の肉が彩られる姿を、日傘をさす少女は虚ろに眺めていた。45℉の斜視、ボンネットに転がる地下街の法被、カスタネットの」片翼 0.001¢カタストロフィ、永遠に…

Swim Ciel Bleu Rumble

――そして焦熱に晒された世界の中、私は霊安室の椅子に縛りつけられたままだった。 いや、縛りつけたというべきか、試験管に納棺されたブルーハワイと死、猫の爪先に塗られたコールタールに放たれたコットンの染み、散弾銃、羅針盤の行方不明。 蝉時雨に残る…

蒼い夕刻、茜色の終幕

https://www.youtube.com/watch?v=HApEtZwSmR4 夕焼けに終わりが染まってゆくブルーバード、墜落 気が触れた時計の針揺れるカーテン 焼け落ちて暴かれた 汚れた色彩 虚ろな行進 寂れた雨に濡れて青い階段 踏み外す裸足突き刺さる 希望の絶望白い眼をして、僕…

トレイラーハウスと神が抱くリキュール

曇天の線路を赤い十字架が刻む 公園のトレイラーハウスと神が抱くC4 善良なる人々を、葡萄酒漬けの神を爆死に導くのはいつも、 ――茜色の朝、コーヒーに混入するリキュール、カンボジアで聴いたラジオを思いだすと6歳の少年が呟けば、向日葵色のランドセルに…

ブランデー・ボトルが砕けてターコイズネイルは哂う

雑踏に打擲されたブランデー・ボトル。 明滅する世界の構成物質に対して異議を唱える者は無く、ただ飛び去ってゆくカラスの群れを傍観していた。 紅色の空から桔梗の心臓が降り注ぐ。私たちは五月雨の記憶を溶かしてしまったけれど、アイスボックスに閉ざさ…

ブルーキュラソーの水槽

死んだような蒼が世界を溺死させ、魚の祭が終焉を迎える時、私は水槽に注がれるブルーキュラソーをずっと見ていた。 「夏に溶ける塩素剤に罪は無い」と『審判』は冒頭に書き記していたけれど、私が注文した200$は未だにリキュールのままだ。 カミュの言い…

私の蒼いラストワルツに誰も、

熱病に蒼が狂い始める。 6月の終末に、僕らは未だにドライアイスを抱えたままで、逆さまの蝶が形而上のラストワルツを捕食したとしても、無音の舞台が暗転することはない。 振り向けば君は忘却の彼方で、紅色の葵をその手に握りしめていた気がしたけれど、…

雨酔いのドールハウスと鴎の窒息

雨の痕がマキロンみたいにアスファルトを濡らしていた。 針葉樹に隠されし罠を私は忘れていたけれど、ロゼワインがまだ桃色のまま笑っていたから、乾ききったパンチェッタと蜜柑飴を文月の七日酔いの為に。 かの王政は私の罪を嘲ることを赦さなかった。 御輿…

804号室の酸素室とArlequinに捧げる祈り

何時かのAm05:00,何処かの804号室で目が覚めた気がした。 奇数の道化師のガーベラ・カラー、偶数の変死体が浴槽に沈む夜明け。 虚ろな口紅、罅割れた鏡の紫、ダブルベッドの下を這いまわる化粧と髪と刃毀れしたダガーナイフ。 私とワタシは裸足のままでモ…

Cigarette in your bed

朝霧のブランケットに包まれて、紫陽花が紅く火照る 彼方のライ麦畑も渇ききって更新される6月の永遠 つかまえたのはサリンジャーの理由なき38~78頁 『キャスターで浄化されし胡蝶蘭と摩天楼』 アスファルトのベッド、或いはベッドがアスファルト マッチ棒…

06080610

絶望の豚が火焔に呑まれる カストリの酔海が紫陽花から降り注ぐけれど 僕らが6月を忘却することへの示談にはならない 震えが止まらない右手、電気羊のバタフライ 夕暮れに泳ぐ彼女は 溶けることのない塩素剤を求めていた 電話線で首を吊る想像 翳されたカッ…

The Sound Of Dyeing A Cocktail Tone 4

蓄音機の針が縊死する刹那、 SummerTime Waltzを踊り始める蒼雲 37°のストロークに乱されて 水無月と口紅は唯、渇ききってゆく 雷鳴を掻き消す銃声 リボルバーで撃ち抜かれた向日葵 彷徨う薔薇と百合、造花と生花の境界線を越えても尚、その白い肌からは血と…

永遠の五限目、リトマス試験紙の造花

永遠の五限目、リトマス試験紙に火が放たれた時、理科室は翡翠色の水に沈んでいった。 罪も罰もない30の無垢、花瓶に突き刺さる造花の百合を着色しているのは人工雪だと高説する匿名の父兄に、誰が審判を下すことができるのだろうか。 「此処が輪廻にのみ…

皐月じゃない柑橘のない溺死しない鴎かな

ホテル603号室、ニューカレドニアの夢に夢に夢が重なって、亡霊のバカンスは不眠症と仮眠の境界線を喪う。 「太陽が眩しかったから」と 僕は38SPリボルバーを左手に、君はバタフライナイフを右手に嘯く 堕落のミルフィーユ、快楽のミルクレープ 沖ノ鳥島ラジ…

The Sound Of Dyeing A Cocktail Tone 3

『瓶詰地獄』、逆行する世界にカウントダウンは無く 3,1,2,123,2,3,1壱参弐 どんな順番でもAlc.5%が真実だからさ 兄妹の亡霊も、ユメノガテニシタ筆先モ囁ク 「私たちに何か問題が?」 嘯きも呟きも同意語だと薔薇色の口紅が呟く頃 凌辱の雨中に蝶が境界線を…

The Sound Of Dyeing A Cocktail Tone 2

いつかのエアメール、残り香バニラが地上902mでワルツを踊る 「 」ーー沈黙に浸された手紙と香り 世界から誰もいなくなった十二時間を彷徨う 線香花火のように散る不可視の言葉 青に殉ずる無言の芳香と祈り ターミナルに転がる赤い靴、ドレスシューズ 行…

The Sound Of Dyeing A Cocktail Tone

ドレスを着た柑橘達が鉄風にスライスされる 悲鳴の旋律 カクテルの歓喜 ワールドカップ敗退 そう、街頭テレビジョンに映る轢死体みたいな切断、重症対象は僕ぼくボクと三連符で裏拍子。 「踵で規制線蹂躙スタッカート、人身投身即身仏」 匿名が呟くツイート…

バットを引き摺るオヤジと道端の百合

白昼、29度の五月雨の中で途方に暮れる夕暮れオヤジ。 ファッショントラクターファッキントレーラー ファッションインストラクターファッキンクレーマー クレイマークレイマーより惑星ソラリス 水がたくさんで綺麗だっちゃ 奇声と無重力で仮眠の仮面 好き…

黄昏時、世界の終わり

youtu.be ――曜日すら忘却した午後五時、世界の終わりが静かに訪れた。手を振る積乱雲、静謐な水色がフェイドアウトしてゆく。電線に絡まる鴉の群れ、墜落するセスナとボーイング×××機。悲鳴も爆音も無く、無言で滴る紅い血と橙色の獄炎が、彼らが翼を喪って…