haiirosan's diary

散文とか

2014-01-18から1日間の記事一覧

SLOW SWALLOW 1

「私だけが2015年大晦日にいる」――燦々と輝く白い太陽、鋭いナイフのような冷たく乾いた風、気温は恐らく6℃くらいの真冬にいるという意識は最早、肉体が感じる温度すらも支配している。視界に映る、アスファルト上で踊る陽炎、今にも倒れそうな老婆によ…