赤と灰がざわめく諦念の街路を彷徨う私は 或る真夏の朝 無惨に渇く無為な夢の中 いつか色彩の散文で見た チュニジアの青に焦がれた 蒼と白が織り成す永遠の迷路―― シディ・ブ・サイド 混濁する白 眩惑する藍 セルリアンブルーでも コバルトブルーでも無い 其…
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