haiirosan's diary

散文とか

2018-06-10から1日間の記事一覧

06080610

絶望の豚が火焔に呑まれる カストリの酔海が紫陽花から降り注ぐけれど 僕らが6月を忘却することへの示談にはならない 震えが止まらない右手、電気羊のバタフライ 夕暮れに泳ぐ彼女は 溶けることのない塩素剤を求めていた 電話線で首を吊る想像 翳されたカッ…