haiirosan's diary

散文とか

2019-06-04から1日間の記事一覧

暗濘の暁

「彼は真冬のプールに棺桶を投げ込みながら、秘かな祈りを唱えていた」 ――名も無き証言者は3-A教壇にて、熱弁を振るっていたけれど、錆びたマイナスドライバーの行方は誰にも分からなかった、そう誰にも。 だが、砂漠の果ての油田から溢れる$と黒鳥は、砕け散…