ライムミント滲む夕刻 光の無い街灯は酩酊を惨殺し 暗澹たる点滅を繰り返す。 小豆色の被膜に甘味料を加えんとした、かつての「地図に無い王国」は、堕落のリキュールに溺れ、徐々に消えゆく薄荷色を傍観しているだけだった。 浴槽に沈む街頭スクリーン 透き通…
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