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haiirosan's diary

散文とか

ボンネットで転がって

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7月 夜明けの蚊、凍てつく様な暗い暗い朝のベッドと暴かれた秘密

溺れる水槽には海藻も枯れて、僕の頭の中でカンディルの群れがワルツを踊る

心は食い尽くされ 狂犬みてえに手前の骨までしゃぶる

ファンフィーター、ファンファーレ、79s C.CAMARO キャバレードライブの終わり

砂塵の中のサイレンの幻燈 走馬灯に浮かぶのは月夜の戦場

そう、画面に観た最期の光景は次の合図と柘榴の様な傷跡に沁み込む塩の湖

ウユニの嘆き、修羅の国では袋詰めの死体、現実はこうも残酷で彼の左腕は傷に塗れ

黒く塗れ!と叫ぶインディオは樹脂をCOKAとブレンドして常飲 

上院議会じゃM1911A1の45口径が常に誰かの心臓を狙っているなんて、唯の被害妄想で誇大妄想 卿

嘆きのKISS 灰色のパーティー くゆらす煙に息をする気すらもうしない 砕けたポテトチップスと夢の痕 

メンソールの香りに誰が嗤うのか、それは夏の幻がアンタに教える昔話さ。

麦色の田園 晩秋の葬列は燕尾色に染まり 鴉の群れと焼け落ちたカイト 君の亡骸を横目に私は廃車のボンネットの上に転がり、PEACEを深々と吸い込んでいる。

窓際、最後尾、置き捨てた鞄、机の中のコッペパンはもう腐ってしまっただろう。

酷く咳こむ私に声を掛けてくれる「はず」の人々は、葬列と共に赫い夕焼けの中へと消えていった。