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haiirosan's diary

散文とか

氷雨は-5℃のアルコール

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冬の朝、太陽は鬱になり 何時の間にか空が穢されている

Smog Flogの渇き BLACK FLAGが唸るスピーカー前で転げ回る

アルコールの雨 酔い彷徨う子連れの母親

車道ふらつく彼ら 赤い合羽 赫いコートは事後か事故か

酩酊する自転車が轢き逃げ 僕は知らんぷり

雨に狂う 誰が為に鐘は落ちる?

雨が喰らう 染みと暗闇 隠された恐怖

誰彼構わず話しかける、呆けた老爺の狂気 

誰彼構わず凝視する、虚ろな眼の老婆の孤独

これが私の未来かと思えば、ああ今此処で死ぬことは悪くない!

どうせ無様に生きても雨水のように排水溝で汚水に変換されるだけ

夕暮 薄霧 視えない視界 ハイハットのように刻む水音 人さらいの笑み

「殺人 強姦 暴行 強盗 略奪 昭和の闇と狂乱が流され、君は騙されサナトリウムに放火をしようとするけれど、どうしても火はつかない。シャッター街と化した商店街。君は血塗れの鋏を携えて、横たわる血塗れの少年少女の中に立ち尽くしていた。曇天から降り注ぐ無慈悲な霧雨が血と汚れ、そして人間であることを洗い流し、君は確かに1979年の恐怖としての称号を得た」

――虚空を優しく愛でる狼煙 湿った部屋でブラックニッカが廻る

ローストビーフから滴る血 牛の憎しみに手が震える

吐き気 午後の水割 絶望と憂鬱の割り物

降りしきる氷雨は-5℃のアルコール 

此処はとても寒いから 火を焼べよう

此処はとても怖いから 剃刀を首に当てよう

此処はとても