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haiirosan's diary

散文とか

ゆめにっきのエンドロール

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僕が無意味に歪めた、反転し円転する、酩酊する時間の狭間。
夕暮れとウォッカトニック、黄昏にジントニック
極寒の8月に捧ぐ青紫のアサガオすら、冷たい指先から紅の血を垂らす日々に、僕らは煙草を失ったアイスランドによる音楽によって涙を流す。
無邪気な鼓笛隊、砕けたマリア、玩具のピアノにへばりつく爪先、水面は乾ききった鰊の悲鳴に満ちて。
夏空、熱と絶望に犯された彼は石を投げる。
「このゲームは楽しいかい?」
彼が叫ぶ静かな、とても静かな森の中で、僕らは自らのみを守る為の居場所を探すことに必死だった。
見えないキリスト、裸の太陽、裸足の午前に血豆が出来るJUDEは僕らと何一つ変わらないのさ。
白く濁った犬の目、「彼」が投げる石と過去のあの娘が刻む優しい悪意で、きっともう何も見えていない。
霧と針葉樹の雫が舞い散る川辺、誰もがフィクションに包まれて、光の中でDuskを求める僕だけが、リトマス試験紙にて哀れな(陽性)。
僕はAとBを閉め出した。そうすれば僕の座布団が獲られるから。僕は居場所が欲しい!僕は生きる意味が欲しい!内心で吐露する感情は薔薇の金曜日に撒き散らす桃色や黄色のペンキの如く汚ならしいから、潔癖で完璧な紳士淑女に蹴られ続けた挙げ句、灰色の水路の水死体へと様変わり。
さて、ここで初老の男が云うには、知らない彼女からプレゼントがあると。
期待をして開ければ単3電池と回転式拳銃。マンガンと弾丸で殺す感電と感動の眼球運動。
その中で、繰り返す忘却と悪夢の中で幸福な未来を描けない君も貴女も、その内にきっと視るであろう、現実と夢の境界線が崩壊する、肉感と黒い影を携えた夜の幽霊。
僕はここ1ヶ月で2回視たけれど、二回とも女のような姿をしていて、1回目は首を、二回目は左腕を締め付けてきた。
時間はいずれも午前4時頃。顔や姿は朧げだったけれど、締め付けられる感触は酷く生々しく、とても夢の中とは思えなかった。
その幽霊は暫くすると夜の闇に溶けていったが、多分僕は夢と現実の境界線が薄れてきてしまっているのだろうと思う。
この駄文を打っている指先ですら、夢の中で涎を垂らし続けているような。そんな気分で今日も死ぬのさ。