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haiirosan's diary

散文とか

病院と霊安室が出逢って反転する新宿

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焼酎が本当に燃え盛る光景を見た9月某日、僕は確かに喫煙所から半歩もはみ出さずに煙草を吸っていた。
VIRGINIA S.香草薫る午後に高層は僕らを嘲笑う。
嗚呼、ここで呼吸を止めればサイレンが聴こえるの?
さあ、君のルージュの口紅が砕ければ、あの空を亡くすことすら、イエローカードになけなしのpointを継ぎ足すことよりは容易だぜ。
それで見つめた東口博多屋台、喜多方真鯛、小保方裸体、上方中居、さん、あのう、お酒はまだですか?と日曜日の朝に北口旅館で申し訳ない感じで頼んでいた。化膿のち姉妹のドレッシング。

二丁目
ゲイバー
Love
ライバー
安ホテル
ラブモーテル
HUBで呑むWhisky
Doubleで沈む夕日
「ねぇ今は夜でしょ?」
駆け落ちる月と太陽
満ち欠ける意志と感性
手を離す想いと思惑
だって君はあたしの重しでしかないから

という訳で浅漬けに載せる漬物石は清水に流され、夕凪に浮かぶ蝉の死体を無慈悲に潰してゆく。
深夜、天の川、手を伸ばしても届かないから、きっと誰も彼もがネオンライトに恋をする。

邪悪な目は僕を見ている
僕は街を見ている
彼は蜂に似ている
彼女は鯵を煮ている
煮崩れ、靴擦れ、声は掠れ

ああ、朝が来る!
太陽は海面で化粧を
胃潰瘍は内面を犯す
でも朝帰りの僕は綺麗なまま
煙草と酒に染まった灰色、藍色
アスファルトに染みるミントと蟻の死体
さあ、明日無き幸福に抱擁せよ!
そう叫ぶ刹那、下駄を履いたままの僕は逆さまの世界で首を吊っていた
だって、見せかけの革靴がどうしても死に損ないの魚の頭にしか見えないから。