haiirosan's diary

散文とか

ストロベリーとアレゴリー

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底が見える昼下りの水筒 紅茶に砂糖 過剰な顆粒 死骸のシロップ 蝉マタセミ ナ タールに浸かる

桃色帽子 黄色が正常 緋色に苦情 腐りそうな廻廊に未だに醜い四人の並列平行世界

学ランの走る前にブービー

ブチ切るnecktie People

花弁が一片散る度に 歌人は一篇を吟う

鬱が移ろう

蛾 羽が

雅 雅楽 拍子が狂い 躁
枯れゆく年月 20歳からこの世の終わり、自らの死を願うことも、空爆と悲鳴の無い聞こえない空の下では空論に終わってしまっていた

彼の夢はいつも、車輪に切り刻まれて終わる
僕の夢はいつも、地上60階から飛び降りて終わる
君の夢はいつも、ストロベリージャムの海抜2mから始まる

見える輪廻 感じる堕地獄 感じた痛み 見えた刹那

煮えたパスタ 冷めた日常

金曜日の夢 切断する雨
改札に封鎖 感性は閉鎖
無情 感情 苺畑の母性愛は6歳のママ
アレゴリー アイロニー
隠された恐怖 明示された闇 明白な思考と隠し損ねた文脈で分かることは、そう
「 」

抽象画の畑 半透明の家 何もならない想い 溶かして生きるふりをする日々は笑いにもならないってさ