haiirosan's diary

散文とか

Stroll on the street

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鼠花火 無軌道に花開き 彼に火を貸せ 僕に罪を科せ 

三月に死す、枯れ山水 金網越しに三越の重症 呼称はないぜ奴らには

合わない服

合わない金

合わない、

スープみたいな街は有機物に化合物 飽和の日は無機質に 神経質に前ならえ

終わりにひれ伏せ 最期の合図が相槌よりも舌うちだって君は云う

立てる中指 建前が倒壊することに曖昧 僕らは笑う

東口 角打ち

薄いビールを呑み終える頃に この雨は止むだろうか

西口 手打ち

薄いエールを呑み終えた頃に 鳥たちは飛び立つのさ

僕を呼ぶ声はもう聞こえない

君はこの喧騒で誰かの声が聞こえるのかい?

彼は孤独に死んでいったが 彼が死んだのは孤独だからではない

彼が愛していたのは 孤独と酒と そして鏡だった

深夜 彷徨う心は影もなく

朝明けの道 眠たい希望も蹴り飛ばす

深夜 さらばと呟く意味も無く

夜明けの死 嘘も生もまだ冷たい朝

https://www.youtube.com/watch?v=YHNL5_2LspE