太陽が蛍光灯へと変革する朝
淡い雲 泡のような日々 雛が皺を空に刻む
3月の革命 変革は彼らが円卓で囲む確変のようだ
人々は列を成し 群れを成し
鉄のマスク 旗ふり信号の陸上
だが、そこにあるのは中傷的な論文と回文だけだ
孤独な電柱のように 繋がっているような いないような
傷ついた夕暮 マキロンに濡れる空
淡い空 狭間の駱駝 砂漠で暴落 砂は金へと変わるか
三月の退廃 徘徊する猫が寝床で隠す赤い花も腐る
各々は夢も無し 意味も無しに
鬱の仮面 皮膚に染みる他人の畏怖
だが、そこにあるのは抽象的な時計と神経だけだ
彼にとっては時間が命題 彼女にとって時計は寝台からすら手が届かない
そして 世界は化膿し 街や人は何者でもない影になった