haiirosan's diary

散文とか

Oblivion Siren

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無意識の状態、匿名の彼女が出勤中途で空ける9%も、仮名の彼が這い入る24のラスコー産牛も、ともすれば無意識の状況下なのかもしれない。

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時計の針が狂っている。サイレン がなる 唸る ガタルカナルのバナナ グリーン グリーン 青空には瞼が(潰れ)という幻聴
昼食にバナナを選んだ記憶すらないのだが
緑の下で熟れたオオベニウチワの裸体をシカンすれば、僕はもう何も云えない。
新宿植物園猟奇殺人、竜血樹の真相 だれる声が聞こえるのは君のキも狂った証だと、チューインガムが嘲笑う。

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窓硝子に映る君は絵画みたいだ
君のことは知らないけれど
君が桃色なのに果汁0なのは知っているさ
死んだポテトチップス
乾いたポテトチップス
タップする君の夕食
Hypeされる90sの英雄
ブーゲンビリア・ホテル
カリフォルニア・Hive
払うチップにボリビアの紛争と幻想が見えるかい?
腐ったコンソメに墜ちたソメイヨシノ
助けて助太刀打首土左衛門
早咲きの桜を愛でるのは死んだ私だけだって、車道で肺を潰されつつ笑いつつ竹筒に入った水筒の水は水道水だって明かしちまった、だってもう

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いやに歪む視界に私はもう此処にいることや此処で息をすることに意味や喜びがあるとは思えないんだ。