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haiirosan's diary

散文とか

鏡に写る憂鬱に足首をひかれるような

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放り込まれたライオン、或いは雷音。
琥珀色の彼らそれとも彼女らがジャージの青年共を焼ききる光景は、カーストもトーストだったってことを杜若の白磁が笑う風景だって。
足首をひかれるような悪夢と夢魔は黒馬
原稿に刷り込まれる、ゴールデンバットの一周忌。
忌まわしきあの部屋の白い照明に照らされた僕と僕の死体。

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早咲きの桜の冷めた眼
スマトラ忘れな草の花
枯れ果てた季節の嘘のように
マントラは朱を刻む
アルコール中毒による晒し首
僕の居場所はもうない
藍に縒る透明な水の濁
死は黒いっていつかの母が云っていたのは嘘のような、皆何処かへ出ていく彼の世の彼。
僕は死んでいない!死んでいないんだ!って訴えたけれど、選ばれし市民裁判官は絞死を選択して、馬鹿な金曜日を彩るのさ。

「短夜や貘の夢食うひまもなし」と呟いて

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然し、平面の夕景、君の母親は君を見つけたと高笑いを添えるが、どうしてもマッシュポテトの隣に君の色彩は見えない。
クリムゾンの立体派
翠緑色の戀草
唐紅の天道
フライドポテトのケチャップの真相
スライドしてくチューリップの空想

イメージ、空の敗血、影のない匿名の母子
イメージ、空の情熱、影のない著明の父子
ラウンジの冷めた珈琲
60階建てのホテルは、其処からみえる景色だけが綺麗だった。
キリストの死も、夜になる日々も、座禅を組めない踝の不完全さも
赤ワインに浸るユダ
赤ワインに浸すパンのコンタクトレンズ
赤福に幸福を求める人はどれだけいるのだろう。
僕らが此処で生きることの苦しさは、7月にテトラポットで浅黒い若者達を意図的に殺したことに似ていると、君が笑っていた。

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「夕暮れが爆ぜれば世界の終わりさ」
そう毎週呟いていた彼は
自らの終わりと引き換えに、その風景を視ることが出来なかった。