haiirosan's diary

散文とか

水中毒の水、水色の午後と空硝子

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然し世界の終わりが始発を迎えても、8本足の彼ら或いは彼女らは高層階にてそのふくよかなブルー・ジーンズポケットをさらけだすのか。
ホルガの奴隷、キレたフィルムには惨殺死体しか写らない。
ラードランドオールナイトカールスモーキー、異国の伊のクランベリーブルーベリーが破裂しないように、某国の仏の葡萄酒に炭酸が含まれていないような、僕らは死んだような目で、60階にて真実の死を求めているというのにね。そう、永遠と一瞬が交わる稀有な死を。

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この始発にあの1945のように終点はないと、バーニャカウダ・カウンター越しのfateが囁けば、ほら夕暮れは君の罪が染みているみたいだと鏡が(割れた)以降の年号にどうしても新たな祝日は現れない。デリカシーとナポレオン、恥ずかしいのはポーカー明けの月曜日、清々しいのはギャンブル敗けの日曜日。バンクシーのバンジーを彼が視たいように、テンプルにAmpを接続する2限目のように単位を落とせば、新宿御苑前廃ビルから落ちてくる黒焦げの懐中時計。
君が堤防の淵に立てば、花魁渕にて撮る写真には何も写らないぜと写るマネージャーが捲し立てれば、誰がそこに立つと言うのか!ねえ誰が誰か誰か、深夜に盆栽をやらないか?刻む死体遺棄息を潜める潜水夫、底にいるのはポルカドットスティングレイ、そばにいるのは不明のチョウセンスズガエル、誤認逮捕のように踏めば、僕らはもう韻を踏めない。

そして僕は靴を間違えて絶望している。

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