haiirosan's diary

散文とか

2014-09-28から1日間の記事一覧

Kill Be Vodka

硝子のように透き通ったギルビーウォッカが、冷えたビールジョッキになみなみと注がれたのは、嘘寒い9月の朝のこと。白い太陽は磨りガラスの奥でボンヤリと縮こまり、私の網膜を穏やかに焼いてゆく。心臓の鼓動は僅かばかり早まり、それは記憶の牢獄に閉じ…