haiirosan's diary

散文とか

2018-06-28から1日間の記事一覧

雨酔いのドールハウスと鴎の窒息

雨の痕がマキロンみたいにアスファルトを濡らしていた。 針葉樹に隠されし罠を私は忘れていたけれど、ロゼワインがまだ桃色のまま笑っていたから、乾ききったパンチェッタと蜜柑飴を文月の七日酔いの為に。 かの王政は私の罪を嘲ることを赦さなかった。 御輿…