――或る日、彼は水羊羹を誤読してしまった。彼が誤飲したのは暗い黒いスーパーボールだと彼女は言ったけれど、僕が視ていたようなサ変の上二段と「世界の終わりな沈黙」を目の当たりにしてもワルツを踊るスーパーボール。見知らぬ黒服の生ける屍が這い回る街…
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