haiirosan's diary

散文とか

2018-10-21から1日間の記事一覧

「地下鉄は理科室みたい」

狭間に蒼と綿飴が揺らいでいた。いつか、錆びゆくメリーゴーランドに座る君は綺麗だったけれど、1989年が翳んでしまった刹那にその眼は茜色に変容してしまった。燃えあがる空、砕け散るオブジェの記憶、すべてがワルツを踊り終えるとき、私の青昼夢もまた終…