haiirosan's diary

散文とか

2019-10-20から1日間の記事一覧

薄荷雨の花束、死者と讃美歌

――籠女は茜雨に草履をなくし、手を伸ばせば届く琥珀の光に触れず 「君の首を切り落とす為のピアノ線は、蒼に隠れていたはずなのに」 そう、死者の花束はいつも山茶花だった雨音揺らめく追憶、彼岸花の嫉妬黒い葬列が赤く変容する時炭化した朝焼けに手錠煌め…