秋の入口を忘れぬまま、いつかの縊死対がワルツを躍る。 茜色の季節、或いは水面の季節。 悴む手に熱と悪寒を帯びて、心肺が零れ落ちて街は紅葉跡のように色づく。 誰にも踏み荒らされない色彩 誰もいない車道をそっと撫でる風音 轢断されたショートケーキか…
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