haiirosan's diary

散文とか

2020-03-26から1日間の記事一覧

イチゴ畑と死体遺棄

秋の入口を忘れぬまま、いつかの縊死対がワルツを躍る。 茜色の季節、或いは水面の季節。 悴む手に熱と悪寒を帯びて、心肺が零れ落ちて街は紅葉跡のように色づく。 誰にも踏み荒らされない色彩 誰もいない車道をそっと撫でる風音 轢断されたショートケーキか…