haiirosan's diary

散文とか

2020-09-26から1日間の記事一覧

透明な本に刻まれた改行

屍夏の太陽の下 十字架すら砂塵へと帰して 青はより鮮明になってゆく 彷徨うコンクリート・ジャングル 火葬に付されても尚、血を滴らせる人々が 最後のソーダ水を拭き零してしまう ……琥珀の波が黄昏時を洗っていた。 「無言の静寂」 柔らかなブランケットが覆…