積み木の街は、逆行世界の夕刻に呑み込まれてしまった。網膜に刻まれた鳥たちの行方逆再生されるサイレンの悲鳴――揺らぐ影も躍動するナイフも正体を喪い、 体温無き戦場に置き去りにした指輪の記憶すら、名も無き人々は忘れてしまう。 琥珀の蝶々が飛び去っ…
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