haiirosan's diary

散文とか

2021-06-13から1日間の記事一覧

夕刻に揺らぐ紅茶のイロは__

薄ぼんやりした終幕は 何処までも冷ややかな熱を帯びたまま 唯、氷塊のような針時計を逆行させている。 ――いつの間にか色彩を喪った朝焼けに 世界は焦土と化して 彼らは裸足であることを忘却してしまう「もうひとつの天国」垣間見の蒼に虚ろさ揺れて いつか…