絶夏の花火を夢みた花束は 外科室のような世界で醒めない夢と 冷めきったゆめうつつを彷徨い 霊安室と暁の扉を静かにノックしたんだ 死に覆われた、凍結せし桜花の冬 凍てついた笑みを零せば、氷柱なりし季節の骸 ――透きとおるままに融解すれば 其処には誰も…
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