haiirosan's diary

散文とか

腐敗した日常でアレしか云えねえのだからそりゃ仕方ないべなあだって現実ではアレがアレでっていう惨めなアル中こと私の言い訳

 メスカリンの夢、蛍光灯を消して現実でも光を消して、けれどクーラーは点けたままじゃないともう眠れないんです此処一週間、と赤いカーテンの隙間から見える真っ暗森の暗闇に訴える午前三時。唸る風音、僅かに落ちる聴力と霞む思考力、十七年前の訴訟と17歳のAの睡魔。うつ伏せで…の息を止める最中、私の脳髄をたゆたい続ける「紅い砂漠を素足で歩こう」という何処か遠く寒村出身の座敷童子の戯言を耳にし、肌の焼け爛れる眩惑と共に今何℃かとふと温度計を見たら17℃、最早ただの冷房病。降りしきる鼈甲雨、硬質な粒に打ち抜かれた蝉の死体が砕け散る――

 そう、冷房が何かクサイだのやたらくさいスポーツウェア着たウェーイな高房だの厨房並列して狭い道歩くんじゃねえ糞餓鬼ども道開けろ制限速度100キロのVanishing pointという通り名の渇いた車道に飛び出ろとまあ、んなことはどうでも良くてとにかくアレだよアレっていうのが私の口癖で本当に脳年齢69オーバーしてんじゃねえのかってのたうち回るほどに異様に密集した木造住宅長屋アパートマンションもどきアパルトヘイト・元木がようやく起きそうな仮想B地区で全く意味なさげなヘイトスピーチをしたい若しくは内田裕也ばりのシェケナなやーさんのパーチーでロックンロールでもいてこましたい気分にもなるよそりゃスケコマシ。大体アレじゃ分からないアレじゃってそれはホントのコトを言ったら気分を害する或いはその場にそぐわない単語だからアレっつってんのが分からねえのかボケってキレたくもなるけれど基本的にかなり性格悪そうで尚且つ雰囲気もとても暗くて何か嫌な感じの人止まりでいたいのでそこは穏便じゃないよウォン・ビンとメンヘラチックに叫ぶ鳥居みゆきみたいにサブカルチックになりたかったけれどやっぱあの人は美人ていうか誰が見ても外見が上位(まあ人によっては中の上くらいかもしれない)だから可愛い綺麗所謂美人過ぎるナントカになる訳であの演技や狂態でブ×だったらあーよくいるわこういう系ねナルホドねふーん見た目アレだし五分でペナントレースは終戦じゃないですかぁヒントエンドラーンかまして見上げた曇天と三振ゲッツーみたいなお笑いオタのヲタ評価(笑)かシンプルイズベストに帰っていいよ!とガチンコ!ラーメン道シリーズに於ける故・佐野実氏の如く怒声を浴びせるとかってなる訳じゃないですか例えばそうラーメン二郎とかで単身であの難攻不落の脂とグルとモヤシで構築されたトーチカを攻略しているのが美人や池面だったらやっぱ多かれ少なかれ目を惹く訳でああでもやっぱそうラーメンって結局素麺なのかラーメンなのかよく訳の分からない食品だな抽象画かよ畜生めと思うし訳訳訳と一体何回この駄文に「訳」という単語を使うのかねチミはとも思うのですけれど日常でアレしか云えねえのだからそりゃ仕方ないべなあ現実ではアレがアレでアレだからみたいな言い訳してればいいのだこれでいいのだどうせこの世何とやらって輩が言ってもそれでも私はその場の雰囲気を居るだけで冷ますという人力冷房の異名を持っていると勝手に思い込んでいるのでもう齢も年だし(※今年の12月で25歳になるとか)やっぱ今すぐ東武東上線の各駅ホーム例えば良くも悪くも無駄にイイ感じの飯屋と居酒屋が多いらしい下赤塚駅から無軌道に突進してくる快速にでも飛びこんで即死んだ方が世の為人の為私の為にいいんじゃねえかなぁと一日の半分要するに半日は思っているんですよぉまあそりゃ個人的に気にいらねえゴマンといる奴らにも言えることだけれど、とりあえず『勝手にしやがれ!』ならぬ勝手に死にやがれ!みたいなね(笑)だから俺が早朝に馴染みの酒屋にスピリタス買う為に奔らすポンコツ自転車の前をさえぎるんじゃねえええクソッタレ豚 骨どもが え?朝は酒屋やっていない?ならこれはメスカリンの朧げな夢じゃ無くてスピリタスが魅せる可燃性の夢ってもう消えない炎が廻っているよおおおここ何処?多分実家の玄関前。

――徐々に狭まる視界に映る、溶けた鼈甲飴の血だまりのような赤褐色、其処に入り込んだ蝉の肌が犯されている。