haiirosan's diary

散文とか

指先でなぞる、3分間の睡魔と白暮

ブリトー、トルティーア、メキシカンチリコンカンの阿鼻叫喚地獄バセドウ、見開く眼球、譚、四川風担々麺が伸びるかの如き、二千年の孤独と灼熱を経て辿り着いたソコは、私のチリペッパーを霧状にしてしまう程に、いや甘く狂おしい赤一号に鮮やかに染め上げられた砂糖擬きの如く、プラシーボ効果で辛く感じるだけだが、偽りの涙目(それは姫草ユリ子嬢の如く純粋な嘘に満ちていて!)五反田廃れたキャバレーの紫、藍色、橙色の淡い光が密に、そして時折離れつつ交わる90分は紛れもなく狂ったクランベリー・ダンス&チークタイムであったが、恐らくその間に安whiskyを一瓶空ける方が有意義と想う程にはまさにゴーゴリー『どん底』であると。

ところでnewyoke、或いはMexican PUBのコカ・コーラには赤ワインが入っていると、チリドッグとメロンsoda売りから聞いて、カリモーチョ、カラムーチョ、カリモーチョ、カラムーチョ……と繰り返すLyricには流石に萩原朔太郎も辟易するほどにリピートしても愛と理非道、iとリビドーとのカキコが魑魅魍魎と化して、屋根伝いに侵入した、金が支配する3年某組の道徳という残酷な六限目に第一議題として上がったが、結論としては「陰惨な夕陽が射すなか、肌色のカーテンを赤蟻が食い尽くすのを視たいので、もう帰って良いですか?」という、病的に痩せこけ眠そうなK氏の発言で鮮やかに片付いてしまったので、私は給食の余りである冷凍プリンを、plastic製のスプーンで1mmずつ切り刻んで、私はそう、珍妙な所でひどく神経質だから誤差は許さないので、梟がわめき始める夜中まで時間かけて味わっていた。