2015-08-01 「雨と踊るワルツ」 詩 夕暮れの秋雨 跳ねまわる水の散弾 乾ききった世界 瑞々しく撃ち抜く トタン屋根 アスファルト 水たまり 無垢なビートが刻まれる 硝子越し 軽やかな雨の舞踏会 くるくる回る コウモリ傘 ゆらゆら揺れる 彼岸花 踊ろう 濡れよう こんな日は 酔いも涙も洗い流そう 三拍子 4拍子 やがて変拍子 もつれるままに 子供みたいに 僕はワルツをいつまでも