haiirosan's diary

散文とか

或る阿呆のハンバーガー・フラ ン ジャー

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世界が終わりを迎えようというのに、君はハンバーガーのことを考えている。
レタスの重なりと腐り、チーズにナードはナーバスな感情で向き合う、パティを読み違えたら貴女と刺し違えることが出来る気はすると。
彼が好きな映画は『エレファント』次点で『悪魔のいけにえ

蒼もなく、親モナク、愛も無く、灰になった心。
焼かれる心臓と抱かれる脾臓
区別ものべつも別離もなく逆さまの蝶を掴む4時

杯に点火する蟻もとい英雄・アリの姿に、君は背徳心を得るのか?それとも不様な自尊心をウるのか?

何れにせよ、嗚呼、海辺のカップ麺は彼の検索結果からすると、蒸留しても塩を発することがない。
塩のない世界で僕らはどうして生きることができる

糖尿病、高血圧、脳溢血
波打ち際のイルカのようにリスクをおもんばかる必要はないが、それにしてもイルカを漢字変換すれば「海豚」
豚として呼称される彼らは捕食者なのにね。
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果たして油を得るアラビアンナイトは白昼夢の出来事だったのか。海辺にてカントリーGOLFをたった一人で敢行するのは気狂いの証明なのか。

――しかし、私は顔を青いペンキで塗りたくったりはしない!彼はそう叫ぶと、蕎麦屋のアラビア料理及びアラビア文字を求めるのだ。
そこには、少女だった君と冷えたアイスコーヒーのアイデンティティーしか無いのに。

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