haiirosan's diary

散文とか

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Schizoid CITY Drop Out DADGAD

衝突 慟哭 燃えあがる雨中の髑髏 肋骨に入れる罅に日々の皺を刻め 777の確立に君らは確実性を求める 黒服のナイフ 撒き散らすPulpはFiction. 明滅する666 消滅するフェスにDIS 残る肉塊に後悔はあるかい? 共鳴Jimi 国歌斉唱で星条旗を燃やすコートニ…

蒼い氷点下濾過

――水槽に沈む金魚鉢を見ている。六月の末路、螺旋構造の硝子とガラスが触れあうこともない青い水20cmの中では、未来と過去を啄ばむ死にぞこないの上海金魚の群れが、今にも酸素の世界に浮かびそうな。 僕らは青に碧い氷を注がなければならない。今にも澱みそ…

彼曰く、「大丈夫な」人はいない、と

シンガポール・シンドローム、シンガロング・シンディー、ヒンディー・パーティー、レンガブロック・モノクローム、クリアウォッカ・レモンライム、アリアブランカ・サモンナイト、トリスサザンカ・ブルーレット、マリスミゼル・スカーレットはルードヴィッ…

六月、夕暮に私は殺されたけれど、

https://www.youtube.com/watch?v=L4UfAuwE8v8 六月の夕暮 途方に暮れる街の影赤く揺れる鴉 白線の外側で死す砂の様な未来を 吹き流す刹那の風アイリスが轢き殺される夕景カナビスも散る孤独な映像 「この世界で少しでも綺麗に生きたい! 人の人生に正解は無…

指先でなぞる、水無月の砂漠

水無月の乾いた朝、僕らが顔と血管を洗う井戸から這い出る千里眼の「あの娘」の白装束は今日も湿りきっていて、それは幾百ページにも及ぶ邪神教の楽譜のような緻密さと明滅さに充ちているような。 そう、僕は君のことを知らない痴れ者だけれど、君は僕のこと…