haiirosan's diary

散文とか

2015-01-01から1年間の記事一覧

Limbo Suspended Dusk

https://www.youtube.com/watch?v=cGOgunOqGKk 吊ったまま 急行 労働 屍 無い月 煉獄 人は 因果に惹かれる 沙羅双樹 枯れる夕暮の中 キリスト ファシスト レイシスト スーサイド ※息が止まる 狂うような日々 孤独な舞台 時計が止まる 息をとめた もう 疲れた…

竹やり三丁目のハヤシさぁん

ヤーヤーヤーエイヤー!アーアーアーアアアアア!!竹やりはゲリラのものだコノヤロー、HALLO,バカヤロー手前みたいな淫らな男に興味あるかよバカヤロー!!! ――大関大関大関、横綱白鳳いや白鶴●。無音のキタノ映画を永延と流し、ギャル・トランスはVol.35…

Marlboro Licker

気づけば彼女のライターは虚空へと消えていた。 冷凍庫のような新宿三丁目駅、231番線プラットホームにおける三番目のベンチ前、黒服の探偵の消失事態及び白服の少女の焼失自殺。其処にいた僕ら×人はどうしても青一号に染まったアイスキャンディが食べた…

浴槽に沈む生者、キッチンに佇む死者

真昼の暗闇、夜はメロンソーダ色、私の8m先の8mmフィルム。8月の錯覚は死角で轢かれる少年が少女に視えたけど、彼及び彼女は右手及び左手に握りしめていた鼈甲飴とウユニ塩湖のような汗を凝解及び凝固させていた。 繰り返す単語、言語、コンゴ民主共和…

刹那の桜

ぼんやり ふわりと浮かぶ春 舞い踊る桜も千鳥足 ひらり ゆらり 酔いしれる 白昼夢 宴のるつぼ 桜吹雪が髪飾り ――またたく間 紅白は緑へ 夏の匂いが終わりを告げる さよなら、皆さん また来て四月 手をふる彼らと 目を醒ます僕ら

「のび太とアイアンマンはB-Boy略してN.I.B.」

のび太は今日もどら焼きを3L喰らい、銅鑼絵門はホルモン焼きを3gしか食べない。 日曜日のスピーカー、これはwah guitar?いや、ワウベース? 噫、ブロック塀でパーティをする彼ら。Uniformは白を肯定し黒と黄色を否定していやがる。これが休日の現実、ステー…

君も僕も狂っているから、私は何も気にしないよ。

檸檬色の砂浜で林檎サイダーが泣いている 看板の墜ちた映画館の閉ざされた正午 空色のスクリーンに映る夢と現 水を失った青空 地上8000m 溶けかかったシャーベットの紙カップに手を伸ばしたい 台詞のない輪廻転生を繰り返す蒼 雲の流れは秒速何センチメ…

「おまえは私に泥をくれたが、私はそれを黄金にした」ってさ

不毛の茨に血の花を咲かせる ――これは『悪の華』の話 燃えさかるアフリカ ものういアジア 血まみれの地平線 千の迷宮 黒檀の海「に」夕暮のハーモニー 「あなたは美しい秋の空だ 明るい薔薇いろの!」 緑深いタマリンドの樹の香り ビロードの目の妖精 白く焼…

She Swim Endless Desert

https://www.youtube.com/watch?v=CcvK7AG-NtI 溺れていた 蒼い砂漠 そこにある 黒い太陽 渇いていた 泉の死骸 其処にいる 廻る世界 青 蜃気楼の死 僕は叫ぶ 視えないサーカス 青 北極の笑み 彼は喚く 心は凍る ※そして砂にまみれた 空中と眠りの森 明日、生…

ストロベリーとアレゴリー

底が見える昼下りの水筒 紅茶に砂糖 過剰な顆粒 死骸のシロップ 蝉マタセミ ナ タールに浸かる桃色帽子 黄色が正常 緋色に苦情 腐りそうな廻廊に未だに醜い四人の並列平行世界学ランの走る前にブービーブチ切るnecktie People花弁が一片散る度に 歌人は一篇…

902から孤立した場所で駆け回る赤白

逆さまの私がいる地上902m、血が上る理科室、秘密の殺人、人体模型に造花と白髪を詰める夢。Glideする彼らの暗喩、雫に濡れた黒曜石と折れた骨で造られた禁忌の高層建築、その白と黒を糾弾するかのように聳え立つ、幾つかの傾いた象牙の塔には902人の裸の…

Snow Blind

――地上50m、余りにも無機質な乳白色の板。人数+αで用意されたMr.mによるQPの紙袋、ケチャップと胡瓜漬けの無邪気、少女が処刑されるかのような飛び込み、いや、或いは「飛びこまされる」風景を見続けることは、香ばしい肉の匂いの不条理も相まって、僕には…

菜園にて火災、朦朧とする意識外で茫洋とする蒼

11月某日、私がグラノーラで思考停止した朝。民放は琴の音で「彼ら」の脆い赤い糸は乱れ解れ、そして切れてしまった。所謂、溶解しかけた団塊共や妖怪と化した貴婦人達が、アスファルトの白線上で反復横とびをしながら言う、キれるってことに近い。 見上げ…

或る朝日と炭酸水の末路

明日の見えない朝 絞首刑の罪人 うな垂れる私 彼の詩は死を刻む 軋む始発 眩む街頭、渋谷の朝は鴉と革靴がチル 土曜日のポートレイト 日曜日のボードレール 地獄の季節 網膜の剥離 目に映る 灰色の街角 巡礼者が奏でる doremi 鈍色の輪廻 クラリネット 不協…

「ドラゑmon 天麩羅とT007型ぁあああああぁん!???」

「ど ざ えも~ん」 朝六時、ろくでなしことビー太の相変わらずな猫なで声で目を覚ます。 くそったれ、ロシナンテ。今何時だと思っていやがる! いいか、僕は確かに君の彼氏でありSister RAYでもあり、未来の世界、2029年L.Aのスカイネット派遣社員でもある…

In the Blue,Out of Heaven

鈍色の十字架が群れる田園、火曜日の淡い赤が青に染まりゆく午後は晴天なり。 摂氏××℃の世界で、枯れ逝く石楠花達に、白衣と悪意に濡れた僕らは祈ることもしなかった。 狂う時計、ランチボックスに墜ちる白い羽根、水たまりに浮遊する風船の亡骸。 ――広場の…

「境界のない海、西瓜は秋に溺れるか?」

――彼女は農園の爆炎と無邪気な憎しみの中で生まれた。水分に満ちた少女、渇ききった人々の中で孤立するのはそう遅くは無かった。 私は彼女を「傍観者」として観ていた。枯れゆく百合、灰色の日常、都会の喧騒。 高層ビルのあまりに透き通った硝子越しに見え…

「境界のない海、冬瓜は秋に溺れるか?」

「境界のない海、冬瓜は秋に溺れるか?」 ――それは或る秋の始まりの月曜日。鮑の柔肌、蕨の緑黄色、花火の「三」秒間に飽きられた3-14-7-682の消失点に立つ、上海路地で飽食と装飾に浸るモズク蟹のようなA.Aがうそぶいた台詞だった。 海辺の菜食主義者は微細…

桃が溶ける午後に

渇きの街 乾かないシャツ 相反する世界 僕らは絵具を持たずに生まれた 色を喪う 黴た腐肉に寂びた果肉! 蠅の王は群れる黒の中にいるのか? 探せ 曝せ 骸の中に潜む悪意を 終わりを告げるシャボン玉 雨のように弾けるシャンパン 葡萄の悲劇 透明と純粋の墜落…

Parallel Dusk

夕暮は今日も嘘をつく。教室の花瓶に造花、非常階段に散らばる透き通ったビーカー。午後五時、終にチェーンの外れた自転車、レールをはずれた18歳の少女と、彼女が国道17号線にスプレーで描く「人生は悲劇の様な喜劇」と。 そして彼女は瞳を閉ざし、白線…

酔生夢死、Suicide she say,

波斯柄の絨毯、星は私のもの、カーマイン、タール・ニコチン、Die In 日本橋屋上、僕はどういう訳かたった独りでノルマンディー上陸作戦を阻止しようと躍起になっていた。 嘲笑 哄笑 褒章は世界の終わりが来た時のための全粒粉ビスケット マクビティの悲劇を…

Blurred Border 1

鉄塔から墜落する彼女の記憶、燕の折れた翼、吊るされた燕尾服の彼氏。 ――誰もが逆さまの午後五時、ブルーレットを沢山抱えた僕は家路を歩んでいた。純粋で無機質な青の隙間、肥満体のダンプカーがマンホールに落ちゆき、自転車に乗ったニキビ面の中学生が惨…

夕暮、秋雨の屋上にて

https://www.youtube.com/watch?v=_-urE2--zrY 虚ろな秋 屋上と絶望紅葉は皆 首を吊る10月繰り返す 24時間 いつか終わる 疲れた夢 そんな ああ 暗い街で僕は独り 雨に打たれたままああ 暗い街を僕は独り 彷徨っている 夕暮 秋雨 冷めきった僕らは狂いそ…

病院と霊安室が出逢って反転する新宿

焼酎が本当に燃え盛る光景を見た9月某日、僕は確かに喫煙所から半歩もはみ出さずに煙草を吸っていた。 VIRGINIA S.香草薫る午後に高層は僕らを嘲笑う。 嗚呼、ここで呼吸を止めればサイレンが聴こえるの? さあ、君のルージュの口紅が砕ければ、あの空を亡…

Manhattan Blackout,Fade to Blue

青い空、蒼い建造物、碧い見物人 あ行の羅列に彼らは修羅を視る。そして或る阿呆の一生の如く歯車に切り刻まれる 3mm,5mm,7mm,トんで999m.僕らは奇数回にお祝いをしなければならなゐ。最新鋭の新宿五丁目、四丁目の夕日は鯛を断裁する、そう裁判の最高裁、黒…

映画とかの感想を書いている間に完走出来ないアイツ

最近読んだり観たりした作品の中の幾つかの感想などです。「スキャナー・ダークリー」 薬とクスリと薄氷のような人間関係が織り成す、フィリップ・K・ディックによるドラッグ・ストーリー。 本作のテーマである、自己=アイデンティティーの喪失なんざ屁でも…

Skyblue Stew,Sleep Suicide

――金属質な鍋底で刻まれた玉葱がタンゴを踊る。皮膜が剥がれるステップ、甘味と臭いに涙する少年はきっともうKFCとMACでサイズミー、HATE MEな人生を送るのかなぁ。澄みきった青空の下、まるで炎天下の昼空のように熱を振り撒く肉が嫌いの僕が、フリップに掲…

月曜日のカンパ ん ネブーラ

コーデロイを履いた僕は、中近東のような建造物の狭間に挟まれている。そんな平行世界の月曜日。よく晴れた午前九時ごろ、苦渋の果てに果汁を搾る偽善者の農夫のアタマを吹き飛ばして和解することが今日の1000000$の仕事だった、はずだった。 いつの…

「僕の昇天――或いは僕の生」 短編小説

鈍色と排気ガス、そして情念に満ちた都心から、両親曰く僕の「療養」の為に引っ越して来た、海辺の小さな田舎町。 不気味な案山子や錆びた看板、倒壊したバラック小屋が不規則に建つ国道。活気無く寂れたシャッター街や、海岸線に置き捨てられた漁船や廃車の…

ゆめにっきのエンドロール

僕が無意味に歪めた、反転し円転する、酩酊する時間の狭間。 夕暮れとウォッカトニック、黄昏にジントニック。 極寒の8月に捧ぐ青紫のアサガオすら、冷たい指先から紅の血を垂らす日々に、僕らは煙草を失ったアイスランドによる音楽によって涙を流す。 無邪…