haiirosan's diary

散文とか

2016-01-01から1年間の記事一覧

Drowner Soda Reverb Water

https://youtu.be/MYwFdPTuiEk夏のソーダ 割れた刹那 君は見てる 死んだ目をして その目はもう 澱んでいて 君のことが 怖くなって揺れる 夏の牢獄に独り 浮き輪もない世界 救いの無い世界 溺れるままに 私は8月の残響に染められている 熱病に浸り 昏迷 或い…

火星のホットスタウト、ふざけるな絶対に殺してやる

レンジでチン!チンチロチン~ 医師の拷問のごとき検査により、インフルエンザが陰性だった俺は未だに39度5分あるというのに、ウキウキ気分で自宅キッチンに立っていた。 ヒヒヒヒ、好きなもの食えるし飲めるし、インフルじゃないから村八分にもならねえ…

火星のホットスタウト、俺は絶対に殺してやるとあのチョコレートカラーの王族気どりに誓った

39度5分、関節の痛み、頭痛、立ち眩み。 一滴の酒も飲んでいないはずの造花(※名称不詳)は二日酔いのごとき酩酊転落篌犖堕落する様はまさに狂乱の極みだった。 何処かに電話した気がした。その後ぶん投げたスマートフォンは意外と重く、投擲物が携帯電話で…

ダムで踊る少女のリムショット

決壊する心、少女がしょうじょでなくなった時、彼方の記憶は貴女のものだと、ライ麦畑で云われたら何と応えればいいのか。救難信号を黙視する黙示録。白い世界の終わり。誰も燃えていないのに、誰もが十字架を逆さにする。 神のいない海、沈黙或いは誰かの慟…

キャベツ太郎と私

緑内障に猫が嘆くが、私は白昼は宙ぶらりんにいるんだって。 気の触れた洗濯物 期が満ちた乾物 ボンネットのボーカル コルベットにヴェルヴェット 今やマニュアル車なんて死者みたいなのにねキャベツ太郎、30円。いつかの駄菓子屋いまや形骸化形而下して時…

ポップコーンを貪る君は此処が何処かって

映画館の片隅、蓮の花すら用済みな季節、何月、今何月? 居間にいる君も7月だって思い込んでいる。籠った音響、赤軍、17歳 彼らの末路 枯れるは道路、歩道、その先の青服は色彩が乱れるから。 ねえ、その赤いサイレンと一緒に刹那に消えてよと宣えば。 茜の…

へいキッズ!ポンジュース、biasにカイアス

逆上がりの餓鬼。柿、秋の裸体に包丁を撰ぶ時季。 猿蟹合戦、ラッセンの絵画と見間違う。 敗戦国の嘆き、バトン、Latin、カートコバーンそして、僕はソーダ水ヲ買った。ををヲに変換するのは、酔っているからじゃない。 ぬけた炭酸、アホ抜かす地上の痴情 コ…

雨が雪に変わる時、鉄塔には誰もいない

茜の季節 夏が暴走する矛盾と理不尽現代の文化は冷房 近代文明は団扇 僕らの戦争は氷を求めることじゃない 彼らの紛争は地域不詳の何処かの街ああ、かき氷で心臓麻痺、或いは心不全で死ねたらいいなと思いながら 早10年。 ガリガリ君、彼には(さん)をつけな…

ドラム缶の中身はミミックでもなくTNTでもなかった

飛べない空、飛び降りれないビル666私の夢はテンプレートなラーメンの味覚にぼやかされて、嗚呼、嗚呼、即視感で憤死。君の階層に果たして私はいたのか? 集会の白衣具合、舶来品に羨望と戦争を妄想するカールソンは、もうこの世にいない。 土産物に墓石の倒…

或る阿呆のハンバーガー・フラ ン ジャー

世界が終わりを迎えようというのに、君はハンバーガーのことを考えている。 レタスの重なりと腐り、チーズにナードはナーバスな感情で向き合う、パティを読み違えたら貴女と刺し違えることが出来る気はすると。 彼が好きな映画は『エレファント』次点で『悪…

IN THE FADE

硝子の水辺、夏の幻影を催す真昼は、タクシーのフロントガラスにへばりつく緑雨を思い出させる。 雨のような影 晴れのように枯れる 笑い男の性別 ジャックダニエルの色 ジャックナイフの明滅 ジャックと豆の木は幻覚誰もいない霊園内のタクシー 誰かを捜す霊…

何でもない日記っつうか何もないだろ、なぁ120のコーラ缶

君の炭酸が抜けたのはいつだい、とカウンセラーはいつも問う。 白い部屋 変死体 暗い部屋 焼林檎 甘く 甘く 雨が降る記憶――彼或いは僕が思い出すのは、そうだな。 アルンハイムのお化け人形、ラヴクラフトの愛なき世界、透明に透明ヲ偽る透明なふりのピスト…

紙皿で輪投げしても終わる気配の無い世界

バーベキュー 、バーカウンのラウンジと区別のつかない原宿駅前の変死体。彼或は彼女に問うタウンページまたはタウンワークの1085263514790215635941に偶数奇数の配列を問いたいねとクールを装って嘯く俺の彼氏は、紛れもねえ新品レンジャーの一員。私が日本…

瓜という百合の偽証罪に西瓜の追悼

スイカバー、此処にはcocoaの邪道竜胆餓鬼道の甘味しかない甘美なる死、完備する死体、霊安室107 8に蜂がたかる様を見て、僕はクマンバチか蜜蜂か密葬したいとすがりつく君の姿見に影しか遺したくない。瓜が萎える冬の南国の牢獄。 1 2 3 4 5 6 7 で呼ばれ…

笛ラムネぴっひゃらピ~彼ぴっぴ~

笛ラムネをハメルーンの笛吹の如くぴーひゃらぴーひゃら頭ぱっぱっぱば♪ そう書きながら、ぱをぽに書きそうになった事実。 然し、座布団の下の星飛馬。 カツ丼の上は九条葱入り 殺害の報酬は採集済の黒揚羽 蝶 丁 半 DONのロンよりローンが気になる春 お菓子…

She Hate Laid Blue

ブックカバーの青 安眠の青 朝明けすら青夜半の涅槃 台詞は黒目しかない囲碁と井戸の中の君の爪を案ずる程度にはセピア色 水は青でもなく 水は緑でもなく 水は土色であるか? 水は透明のありか その対価に青空を等価交換したこの世界を、変換する針時計に円…

動脈血で絵をゑガク夕暮レ時

茜色の朝日が見える頃、懲役に服す鴉が凝固する。 黒のマントが閉じる時 ランドセルが黒から赤に変わる時 夕のこども達は正体を喪う灰色のアスファルトは永遠に続く墓石のようだ路傍の白菊は白骨死体にみえる 路傍の黒百合は焼死体にみえる 路傍の紫陽花は綺…

キャベツ太郎と天井にいる気がするアイツ

緑のキャベツ 紫キャミソールのことは無視して、とかく僕らはキャベツといえば緑ダ、少女椿は水玉だけど、とりあえず生なミドリちゃんだ、餓鬼はGReeeeNだ、KYUSSのGreen Machineだとのたまう。紫の雨の王子(故人)のことは忘れてしまったかのように。カッテ…

蠡梨茜と空瓶萪

季節外れの桜が焚き火になる 銅鑼が食む 桃色のモノクロ相反する国境線 ベケットのバケット 頁数は価格か㌘か 肝臓の縊死は 冷凍か冷蔵か 海水の壊死は 半壊か全壊か 可か不可か 試験にて回答を拒む カフカとカート・コバーンラットチェイサー 水の代替にフ…

タクワンめし太郎の憂鬱

玉ねぎカツ丼、祖父は半ドンの現場、息子はソフマップで修羅場、餓鬼道にてどんぶり勘定、腹ふりを腹切りに換えたら欧風カレーも喜ぶって、欧に風を付けるのはヤメレ止めれああああ! 彼らはみんな生粋のThe Velvet Underground 1st LAST SONGのEuropean Son…

誤変換、死体を視ている赤い空をQA_Y亜厂

午前9時、赤い空が視える教室窓際最後尾。 図書室の3番席に座って午後4時を迎えた私が聞いた花子さんの悲鳴は、郵便ポストから覗く あ の め の よ うだったりした。 3のマーガリンの殺人 バターしかない花屋の薔薇は存在する。夢に視た赤い空 充血した…

氷鬼の末路

氷が溶けるアイスVOX 音量が0のまま響きわたるその7thは意図してか意図されてかどちらにせよ、僕らの人生は蜘蛛の糸を求めるようなものだと芥川の盗作をまた盗作して私は比肩のない倒錯者です!とACup胸をはって叫ぶ小男と醜女の豚みたいなツラ僕はそんな表…

もやしそばみたいなくそばばあ

応仁の乱、天安門に幕が上がる、杏仁に安心。――安定剤、せや安定剤ザラザラざらめ飴や! 雨のち雨、無限廻廊の銀座のど真ん中直球130キロ、今どき高校野球地方球場でも観れるくらいの、ヨタヨタとノロノロした球が、ホームラン、ホームラン、ホームラン、た…

赤い夢・青い現 歌詞

https://youtu.be/uF3yZ0PfH9w雨は赤く 影は酔う 葬列の朝、僕らは死んだふり透明な水 求める日々 井戸の中に 身を投げる君腐り枯れる 時と意味 時計が狂う フリをする日々 腐り枯れる 魚と日々 水がないって 嘘をつく意味※海を見てた 午前3時の闇と部屋夢…

瓶の水、瓶のラムネ、瓶の、

私はペットボトルの水をよく買う。水道水に紛れ込む、世界の偽りに歯向かうが、刃のこぼれた彼の足元にはいつまでも雨が、雨が。蒼に刺す、蜜蜂の罪悪感に嘆く。 黄色の乱れは末尾が告げる終末。 私が嘆く、収束の安息日に、ほら天使は半分白骨、半分腐肉で…

冷凍庫と梅雨

氷枕 枕草子を永遠と読み続ける老師に、僕は枕を高くして眠ることができない不可 カフカ 不可侵条約 はばまいの漢字を忘れた忘れたことにした6月 気づけば廻廊にて引き回しの刑 犬が引き摺るか 猫が引き摺るか それくらいは撰ばせてくれるドッグフード ドッ…

俺の親父はワンタンメン!!

「ワンタンメンニンニクマシマシアブラカラメで!!」 ダブビートのオフコースが永遠と垂れ流される関内の店内。俺が某オフビート系BOOK・OFFでそう叫ぶと、チャーシュー系の店員が醤油で殺人を偽装する。彼いわく「義勇軍に優勝トロフィーをあげたら、タケ…

渇く右 濡れた左

右目のレンズが揺れる 街灯の下 視界がぼやける 波打つ街 潮騒のような喧騒 乾いてゆく視界 まばたきで点滅灰色の海を泳ぐ 私の足は覚束なく それは 合間を歩む 酔客の千鳥足にも似ていたよろめく夜 右目の世界は水を求める左目のレンズはへばりついたまま …

蜜柑と夕暮れ 

冬の生命線 こたつにミカン いつかの暖かさは橙の夕暮れの如く 何時かの甘さは若く儚く 記憶の電源が切から入へ―― ――想い出の蜜柑 ざらついた肌と艶やかな色 内に秘めたその瑞々しさは さらされても露わにはならず 内に潜むその温度は 世間の冷淡に浸ること…

彼女は炭酸水に浮游する彼は沫のない日々に

ペリエが凍結する結末、映画館は乾ききったポップコーンが舞い踊る顛末、American dreamを体現しようがソイツはB級映画だぜロータリー、餓鬼と鬼親の喧騒 子供の泣き声に好意的な奴はイかれてるってのが持論 だって耳障りな音を聞けば心か身体か不快な感情を…