haiirosan's diary

散文とか

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8mig29448F

月曜日の棺桶は冷たい、気の触れた体温計が失踪するフローチャート、今が未だ12月だと誰が照明するのか。箱船に閉ざされた匿名の表情と銅貨、変死体と化した自転車に挾間の時を求める少女の首飾りは錆びついたまま、終わらない8月を浮遊する。 炎上する火焔…

Reproduction à montrer le 2 septembre

「Fucking Rock Star」破滅した音階、ぶっ壊れたのはアンタらさ 27Club Heaven サーカスに切り裂かれた心と六弦 スターよりノイズ、愛すべきはpops? Rock'n'roll? ――耳鳴りの果てに聴こえた蒼き夕景のフォルテ 燃えあがるCONVERSE 渇ききった純粋と天使 茜色の…

私は零時に鳴ったら水煙草とCLUB HEAVENに、

――夕刻の13階、黄昏れる少女たちだけが青く、世界は茜色の焼死体と化していた。街の喧騒、4の無いクローバー散って、噴水の影に佇む赤い真実は純粋だって誰が信じるのだろう。夕凪が死の愛撫と囁きを交わすけれど、其処にある柱時計とラム・ボトルの亡骸…

Lunch xOb Obscure

トランクシートに遺された藍色の赫を忘れていた。 ゴルフクラブ、杏飴、線香花火チル12月のカーテン 花瓶に突き刺さる是空の13、黒電話を血で染める時、切断されたのは血管かロープか 青銅の噴水に差し出すのはルルドの慈悲か偽りの 祈りか フィラデルフ…

Foolish Summer 2012 0617

https://www.youtube.com/watch?v=45jFfJd0H5k カーテン揺れる 透明な来客 アイスクリーム溶けた 零すバニラ 不穏と平安 冷たい夏 カッター照らす、光に怯えて Foolish Summer Foolish Murder スカート揺れる 影が消えるGirl 黒い葬列 零す涙 不穏と不安 死…

Equal Moment

6の雨後に世界はRequiemの休符を斉唱する 5の翌朝に皺の無い鳥籠とベッド 4のヘッドフォンが断線したことに気づく刹那は、 遠ざかる耳元で囁くのはシャッターの記憶と―― カーテンを喪った裸の窓が「ひびわれたとき」、夕暮も夜も境界線を亡くしたから ど…

Ghost In the Guest House

「この中に死者がいる」 そう叫んだ君が居たのは深海のような霊安室だった。 藍色の避雷針、12月の造花、空白と海月 ただ、溺れていたような気がした ――私の足を白衣で包む暁光の海抜零m 私の瞳に映るのは夕焼けの指先が描く、「静かな終末」だけだったの…