haiirosan's diary

散文とか

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

蜜柑と夕暮れ 

冬の生命線 こたつにミカン いつかの暖かさは橙の夕暮れの如く 何時かの甘さは若く儚く 記憶の電源が切から入へ―― ――想い出の蜜柑 ざらついた肌と艶やかな色 内に秘めたその瑞々しさは さらされても露わにはならず 内に潜むその温度は 世間の冷淡に浸ること…

彼女は炭酸水に浮游する彼は沫のない日々に

ペリエが凍結する結末、映画館は乾ききったポップコーンが舞い踊る顛末、American dreamを体現しようがソイツはB級映画だぜロータリー、餓鬼と鬼親の喧騒 子供の泣き声に好意的な奴はイかれてるってのが持論 だって耳障りな音を聞けば心か身体か不快な感情を…

逢魔ヶ時、地獄で耄碌解脱に功徳ナシハマシ

さ迷う紫 咲き誇る水芭蕉 餓鬼はいないが鬼がいる 魑魅魍魎 怨霊望洋 腹が脹れる風船 ボンタン飴の皮膚を剥げ 雨も降らない六時 首がとれる時計 針 血管 柱の死 天井の梁からハッピーエンド灰色が狂う 匿名の海辺 浜辺 同義に懐疑 Aを手札から破り捨て 僕は…

かごめ 後ろの正面 →を鏡に

窓の外、唸るのは風に靡く揚羽の奇形。時刻は12時か10月か従来のジャズに従兄弟は実は女だったってことに 事を(わ)は、はに比べればあまり使わない?柄はない? 包丁で刻む太陽のパンケーキ (株)の暴落で君は60階から転落というか墜落、 句読点 果たして…