haiirosan's diary

散文とか

キャベツ太郎と私

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緑内障に猫が嘆くが、私は白昼は宙ぶらりんにいるんだって。
気の触れた洗濯物
期が満ちた乾物
ボンネットのボーカル
コルベットにヴェルヴェット
今やマニュアル車なんて死者みたいなのにね

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キャベツ太郎、30円。いつかの駄菓子屋いまや形骸化形而下して時価で跳ねあがりやがる90s Rockの半音下がるコード進行。
明かりを消せば恐怖
アルビノなんて、アクアリウムですら溢れそうに蠢いていた躁
明日を夢見るとすれば、
リフレインのハーブティー
冷蔵庫の炎症
心臓を象れば キャベツ太郎がニューナンブ・リボルバーでアンタヲ射殺するさ。

キャベツの缶詰めはなく
トマトの缶詰は開く
チカーノパーティー
コルシカのロシアンルーレット
キャベツ太郎はマグナム357というよりレミントン

海苔、海苔茶漬けにコストパフォーマンスを求める奴ら
彼らに
鮭かアラレか選択肢に死はない!
僕がヤカンを死なせようが
僕のハンドガンがジャムりようが
ここには聴衆などいない。
スタジアム・ロック、9回裏
限界集落な緊張感或いは刹那の瞬間が訪れるまで、僕のキャベツ太郎は持ちこたえるのか?

I LOVE You? I Hate You

キャベツが時化るまでに やらなくちゃ
ヤラナクチャ

ポップコーンを貪る君は此処が何処かって

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映画館の片隅、蓮の花すら用済みな季節、何月、今何月?
居間にいる君も7月だって思い込んでいる。

籠った音響、赤軍、17歳
彼らの末路 枯れるは道路、歩道、その先の青服は色彩が乱れるから。
ねえ、その赤いサイレンと一緒に刹那に消えてよと宣えば。
茜の麦
茜の有意義
茜は無意味
そういった君を殺しても意味はあるのか

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浅い夢、浅漬けは用づみだって、朝のスーパーですら淫らに提示する

10 10 12 13 14

奴らは15の夜より偶数を求める
クソッタレな罪悪感もなく
クソッタレナ嫌悪感もなく

焼かれるのは私だけだって
どうにも楽観主義な
落花生の殻に引きこもりたくなるよな
枝豆の主張に酒池肉林と以外誰が返答するのか

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緑の地獄
そこの
其処の
底に
キャンベルスープのAbstract Colorですら
返す言葉も無いってさ

へいキッズ!ポンジュース、biasにカイアス

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逆上がりの餓鬼。柿、秋の裸体に包丁を撰ぶ時季。
猿蟹合戦、ラッセンの絵画と見間違う。
敗戦国の嘆き、バトン、Latin、カートコバーン

そして、僕はソーダ水ヲ買った。ををヲに変換するのは、酔っているからじゃない。
ぬけた炭酸、アホ抜かす地上の痴情
コーラ、cola、コーラス
ヴァース・chorus・ヴァースなポップスよりはタイクツしないと、tofuなパックが夫婦でのたまう。

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秋は始まった
みんな死んだ みんな病んだ
僕は笑った、ただ笑った
そこに意味はあるのか
それに意味はあるのか
匿名の盗作
仮名の盗撮
偽名が排泄
くたばるような梅酒、青梅の悲鳴を路線は無視してはならない
カバンのランタン
絆創膏は読了不可
怠慢にランチパックの切っ先が頬染めるけど、赤に朱以上はない、ない、苺の庭

そして、夕暮れ鉄棒。
君は首を吊る
僕は意味を図る

雨が雪に変わる時、鉄塔には誰もいない

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茜の季節 夏が暴走する矛盾と理不尽

現代の文化は冷房
近代文明は団扇
僕らの戦争は氷を求めることじゃない
彼らの紛争は地域不詳の何処かの街

ああ、かき氷で心臓麻痺、或いは心不全で死ねたらいいなと思いながら
早10年。
ガリガリ君、彼には(さん)をつけないと。
彼が産まれてから何年だ?
あの青 彼の藍
そろそろ円形脱毛症以上ができても良い歳じゃないか
冷めきった庫内で 彼は健全なまま何十年

そう、最果ての国にいるような
最悪の暮らしにいるような
彩色の蜩を愛でるような 幻覚の夏

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夏が終わり 一重 二重
死ねば誰もが他人の世界に行ける
死ねば君にも笑みが戻る
蒲団を嗅ぐまもなく、アンタは窒息死
俺或いは何処かの誰かも最悪だから、毎晩最果ての夢をみて
そして最低の気分で死んだように生きている

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ドラム缶の中身はミミックでもなくTNTでもなかった

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飛べない空、飛び降りれないビル666

私の夢はテンプレートなラーメンの味覚にぼやかされて、嗚呼、嗚呼、即視感で憤死。

君の階層に果たして私はいたのか?
集会の白衣具合、舶来品に羨望と戦争を妄想するカールソンは、もうこの世にいない。
土産物に墓石の倒立、6,6,6 首のない世界が俺の望みだ!と宣うアイツも、今じゃシャチの撒き餌じゃないか。
僕らが鰯とラブレターをぶら下げて騒ぐここは、水族館という名の集団心理な牢獄。

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敷かして夕暮れ。
花の絨毯 神の銃弾
花見を拒んだ四月の君は今は忌の際だね!
そういうと、銃創の君は苦々しい表情を隠せない
ミミックが隠れ続けることを我慢できないように
ハムライスのハムが瞬く間にその姿を曝すように
暴かれた夕景に、君は新宿駅東南口ですら焼身自殺をできない。

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そして世界はサイダーが水だと宣い
透明の朝明けの読み違いも気にせず
水泡と飽食で死ぬのさ

或る阿呆のハンバーガー・フラ ン ジャー

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世界が終わりを迎えようというのに、君はハンバーガーのことを考えている。
レタスの重なりと腐り、チーズにナードはナーバスな感情で向き合う、パティを読み違えたら貴女と刺し違えることが出来る気はすると。
彼が好きな映画は『エレファント』次点で『悪魔のいけにえ

蒼もなく、親モナク、愛も無く、灰になった心。
焼かれる心臓と抱かれる脾臓
区別ものべつも別離もなく逆さまの蝶を掴む4時

杯に点火する蟻もとい英雄・アリの姿に、君は背徳心を得るのか?それとも不様な自尊心をウるのか?

何れにせよ、嗚呼、海辺のカップ麺は彼の検索結果からすると、蒸留しても塩を発することがない。
塩のない世界で僕らはどうして生きることができる

糖尿病、高血圧、脳溢血
波打ち際のイルカのようにリスクをおもんばかる必要はないが、それにしてもイルカを漢字変換すれば「海豚」
豚として呼称される彼らは捕食者なのにね。
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果たして油を得るアラビアンナイトは白昼夢の出来事だったのか。海辺にてカントリーGOLFをたった一人で敢行するのは気狂いの証明なのか。

――しかし、私は顔を青いペンキで塗りたくったりはしない!彼はそう叫ぶと、蕎麦屋のアラビア料理及びアラビア文字を求めるのだ。
そこには、少女だった君と冷えたアイスコーヒーのアイデンティティーしか無いのに。

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IN THE FADE

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硝子の水辺、夏の幻影を催す真昼は、タクシーのフロントガラスにへばりつく緑雨を思い出させる。
雨のような影
晴れのように枯れる
笑い男の性別
ジャックダニエルの色
ジャックナイフの明滅
ジャックと豆の木は幻覚

誰もいない霊園内のタクシー 誰かを捜す霊園外のタクシー。 一蓮托生、死ぬときは皆地獄へ道連れだと云ったのは、架空の人物かそれとも

300枚の原稿。書かれていたのは白眼の鴉
黒と白 オセロ 天使と堕天使 彼の眼球忌憚
120000字で綴れる人生は、紙面の桃源に蜜柑をそっと置くようなものだ。そうライム色の瓶が囁く。

ビール券が焚書されていく。覗く影の彼は放火犯ではなく、焼け残りの数%を浚いにきたに違いない。
アルコールも紙も、火を通せば失われてしまうというのに。

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死を知るから彼女は紅く
死を視るから彼女は赤い
入り込む肉と魂、そこに意味はあるのか?
被写体の遺灰 斜線を引く日暮れの車窓
茜色は夜になっても咲き乱れ
人々は窓の外に世界の自由の終りを視る

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