カササギ掻き毟る夕刻 蜜柑曳き殺した夕景 ページをめくる指は一つ、また一つと失い…… 『死に至る病』の最終頁に、私は氷結した希望を溶かしてしまった。6月、渇ききった唇、口紅の水死体(は)美しき季節 沈まぬ太陽に左手を振れば、 此処には憎悪と無感情…
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