終秋のかさぶた曝されて 季節を愛撫する蝉時雨は不協和音を奏でる 茜と鬱金の明度に眼をやられ 盲目の憂鬱が色を亡くして彷徨っていた―― 燃えあがる 倫理の造花 色めいて 煙る刹那に 瞳孔開く 第三次の末路は無限の廃墟と温もりなき遺体、彼方のサンスクリッ…
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