茜刺すモルフォチョウ去りし蒼 残り香のイロを掻き消すように、金木犀が縊死する秋暁。 確かな記憶すら亡くした「君」の葬列を傍観者として、レコード散りゆく雨の足音に耳を傾ける。 唯、金箔が剥がれるメロディが続く あまりにも凍てついた9月の迷宮 私は…
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