水色の夏時計停まり、溶暗する黄昏。 柔らかに溢るる血潮想起してカルキの園は静かに嗤う 水のないプールを遊泳するバタフライ・ナイフが、鬼灯色の煌めきを鋭く湛えていた。 波紋に幽かに滲む静脈血 左手の罪を否定する影絵 6を刻む薬指の標本、君が曖昧な…
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