haiirosan's diary

散文とか

赤い夢・青い現 歌詞

https://youtu.be/uF3yZ0PfH9w

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雨は赤く 影は酔う 葬列の朝、僕らは死んだふり

透明な水 求める日々 井戸の中に 身を投げる君

腐り枯れる 時と意味
時計が狂う フリをする日々
腐り枯れる 魚と日々
水がないって 嘘をつく意味

※海を見てた 午前3時の闇と部屋

夢の中は アスファルト 明日もなく 紅い

君を見てた くたばった冬 プールサイド

深い夢で 朝を消して 笑ってた

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「4月 狂いそうな春 桜は咲かず 途方に暮れる ネット ツイート 夕暮れは朝みたいだ 窓の外 刹那の安らぎ 今日は幸せだったって ドラマで嘯く彼は死んだ」

硝子のふち 割れるような君

心の底は醒めきったまま

ヘッドホン 断線 雑音消えて

綺麗なまま 壊れて 行方不明

砂漠の青 アラスカの赤

街はサイダーの泡のように消えた

瓶の水、瓶のラムネ、瓶の、

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私はペットボトルの水をよく買う。水道水に紛れ込む、世界の偽りに歯向かうが、刃のこぼれた彼の足元にはいつまでも雨が、雨が。

蒼に刺す、蜜蜂の罪悪感に嘆く。
黄色の乱れは末尾が告げる終末。
私が嘆く、収束の安息日に、ほら天使は半分白骨、半分腐肉で、誰がための皮肉にピザのHALF&ハーフを注文するのか!
領収書、カモメの餌
催促に睡眠、アイススケートの夢。
飲みすぎたラムネ
眠れない飛沫
眠りすぎた
けど
現実は過ぎ去らない

夏、夏、終わらない夏
水を彼女らに差し出すことは毒なのか?
夕景、置いてきぼりのゼッケン45
夕暮、置き去りにしたユニフォーム

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裸の心 裸足の涙、そんな詞が着飾ってるぜ
キの抜けた絵師
サイダーをビールと勘違いしたのは
夕暮れでもなく真実しかない朝だった

冷凍庫と梅雨

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氷枕 枕草子を永遠と読み続ける老師に、僕は枕を高くして眠ることができない

不可 カフカ 不可侵条約 はばまいの漢字を忘れた

忘れたことにした6月 気づけば廻廊にて引き回しの刑 犬が引き摺るか 猫が引き摺るか それくらいは撰ばせてくれる

ドッグフードッグファイト ホットドッグの乾燥

砂漠の悲劇は梅雨がないからだ
蠱惑の君らに意味はない身体
曇天にどん詰まり 狼狽するサーカスの日々
瞳孔が開いたまま死ぬ夢をみる日々

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梅雨明けにサイレンが鳴れば 私は鴉を鳩と観間違える 読み違える
蛙が乾く 雨傘の骨折 紫陽花の渇きに誰もが知らんぷり
そして無表情で塩素剤を投げ込む彼女達
水の死 ミナソコの飛沫 シは音もたてず 視界にて楽しむ季節、と穴の空いたサンダルが嘯いていた

俺の親父はワンタンメン!!

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「ワンタンメンニンニクマシマシアブラカラメで!!」
ダブビートのオフコースが永遠と垂れ流される関内の店内。俺が某オフビート系BOOK・OFFでそう叫ぶと、チャーシュー系の店員が醤油で殺人を偽装する。彼いわく「義勇軍に優勝トロフィーをあげたら、タケさんは、バカヤロー!!俺は準優勝賞が欲しかったんや!」と。

ゆうて、義勇軍の人数は8人、8mileのフリースタイルに参加するには待ち時間に酸化するか鉢合わせになった互いのカカアの打ち合わせもといママ会に巻き添え多重事故でエクソシスト・エスプレッソ・エクスプレスの緊急停止に配信背信の水って、背水の陣やろ!みたいな突っ込みも(゜o゜)\(-_-)の顔文字あるいは(゜゜;)\(--;)で済ます程に、俺のインスタント・ラーメン屋ではワンタンメンの雲呑に餡を入れない。
携帯片手に柄シャツ処理、ironのirony、トニー・アイオミのギターはそこまで歪んでいないのに、何故か重く響く。

ananよりもOhOh,彼らは男根主義のFromシアトル・レッドネック。
暴行、印籠
投稿のち引き籠る
Suck,Sick,SIXの読み間違え
くそったれなネックレスな彼らは皆一様にガードレールで首をぶったぎられた。そう、ボードレールの詩に共感するナードのように。
チキンナゲット、chicken heartland,緑か翡翠か判別不能のネイルスタイル。
抜けた泡、海女の川にてハラミは実は臓物
湿気た服、歌舞伎町でかぶくくらいにナンセンス
スタインバーガーのハンバーガーは木と塗料の味しかしねえ、あたりめえさ、だってギターは死んだ木でmake LOVEしているんだから。
はい、お待ち、ワンタンメン。って、これは担々麺やないか!!
そして、俺も店主も唐辛子漬けみたく真っ赤に燃え上がる、ある夏の日の出来事。

渇く右 濡れた左

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右目のレンズが揺れる 街灯の下 視界がぼやける
波打つ街 潮騒のような喧騒
乾いてゆく視界 まばたきで点滅

灰色の海を泳ぐ 私の足は覚束なく
それは 合間を歩む 酔客の千鳥足にも似ていた

よろめく夜 右目の世界は水を求める

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左目のレンズはへばりついたまま
街頭で正常を保っているような

平坦な街 モノクロの光景に想像が騒がしい
脈拍のない街 色を喪った意味

退屈な視界 まばたきが水を零す
白黒の海に溺れる 私の足は重く 冷たく
それは 合間を歩む 他人の視線にも似ていた

湿りゆく夜 左目の世界は渇きを求める

――そしてLとRが握手する時 夜は長く より深く

蜜柑と夕暮れ 

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冬の生命線 こたつにミカン

いつかの暖かさは橙の夕暮れの如く 

何時かの甘さは若く儚く

記憶の電源が切から入へ――

――想い出の蜜柑 ざらついた肌と艶やかな色

内に秘めたその瑞々しさは さらされても露わにはならず

内に潜むその温度は 世間の冷淡に浸ることもなく

世界を問わず 場所を問わず 物も言わず

 

ある日の夕暮れ 橙色が街を埋め尽くす

誰もが皆 蜜柑に埋もれ 蜜柑に溺れる

時折実をさらけ出す 幾千万の内の幾つか

たやすく轢死体 或いは 変死体と化す果実

その血液と肉片が 橙色の風景を より深く染め上げる

混乱する街 子供は喝采 大人は狼狽

咲き乱れる道 燃えているのは夕日か蜜柑か

オレンジに冤罪 柑橘類の喜劇と悲劇

 

やがて夕景と蜜柑は終わりを告げ

若さも儚さも缶詰に加工されてしまった

彼女は炭酸水に浮游する彼は沫のない日々に

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ペリエが凍結する結末、映画館は乾ききったポップコーンが舞い踊る顛末、American dreamを体現しようがソイツはB級映画だぜ

ロータリー、餓鬼と鬼親の喧騒
子供の泣き声に好意的な奴はイかれてるってのが持論
だって耳障りな音を聞けば心か身体か不快な感情を抱くだろ、高架下、高速道路で破る検問、警笛、環状線の輪廻

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夕暮れのサンドイッチ
ハーレーの死
Highway to Hell High time
Hは大文字、tは小文字でCalm Down Ladies
風が流れる 流れ者の曇天
凪がれモノは生きていない
流れ者は生きている
彼のサンドイッチ
レタスとトマトは呼吸を続けているか?
傍観者の珈琲館 今宵は砂糖はないってさ

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不確かな世界 黄昏に投身自殺する風景 ありふれたソコに佇むガードレールカーブミラーには確かに女が映っていたけれど、私はオンナは知らない。