haiirosan's diary

散文とか

ポンティアックスティングレイシスターレイ

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雨脚に脚気を催す世界は溶解したゼリービーンズみたいだと、色を感じないジェシーは嘯く。夕暮れ、朝焼け、或は夜明けのブギーポップ
トライアド・ゼリー、クランベリー・ゼリーに雨が滲みる春に君は首だけになる。
白痴の神は私又は私の影それとも私のドッペルゲンガーが丸裸で月光に犯されているのに、あの水無月を無罪にすると宣う。ポケットモンスター肥大化するmousemouthhouse、彼等が小さな小銭いれに入らなくなったから溶けたトマトシチューの洪水警報に耳を傾ける水曜日の乾パン。
渇ききった、然し私を避ける猫、私が裂ける紙細工なら、ジュネーブの散文も、ストックホルムの彼女も統一戦線に参戦出来るのかといえば、私はチェダーチーズの含有率に目薬を射すしかない。或いは座す刺す挿す挿す砂漠の流浪の民に捧ぐ水たまりの痕。
ねえ、whiteスティングレイのシスターの内臓部屋、ああ、懺悔を神に今日まで生き永らえたことゑの懺悔を!

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ただ、彼の足元3㎜に未だに更迭された蝶々は墜落しない。ドッグファイト、ホットドッグに侘び寂を加えたら、星条旗に常軌を逸しているのは君なのかシェパードなのかとプレイボーイ誌に問う数時間後には週刊紙がまさしく白紙と化していつかくる世界の終わりの後の世界つまりは誰もいない世界で誰も不幸にならない誰のストレスの発散にもならない誰もザマアミロと嘯かない誰も誰も誰も、な空間EFFECT,逆さまの此処で君は何が欲しいのかと尋ねる公安にギターを持たせれば監獄ロックだのGO Johnnyだのといったスタンダードスタイル・レプタイル。何を求めれば歪な4つ打ち歪な四つ手の蜩、ほら君はそうやって眼を背ける、午前8時の通学路で血だるまの餓鬼を見ても。あの鴉が翼を開いて泣き叫ぶのは、君がゼリービーンズを棄ててしまったからさ。
鈍い音の黒い塊、金色の鴉の刻印、ヘッドライト狂った死の夜も彼は越えてしまった。

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