haiirosan's diary

散文とか

期限切れの世界

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 僕がみんなと繋がっていられる、この長方形の旧式MAC或いはスクラップWINDOWは、どうやら本日零時を以て暫しの終了を迎えるのだと彼女は言った。

 彼女は平行する夕暮時に死んだと思っていたけれど、どうやら朝焼けのベーコンエッグの狭間の世界に隠れ潜んでいたらしい。誰が笑うか?誰が狂うか?多分君。

 爆竹、策略、網膜はく離、成功、性交、因業、茫漠、砂漠の愛。

 砂が零れ落ちるような蒼い世界、僕らはそこで笑っていたけれど、心の中では心中したらどうだいと囁く神の愛撫。で、勿論無論無神論、僕らもあんた等も自殺する時はムカついたか金か安い愛か、絶望か、いや心中するくらいならセックスするさって韻すら踏んでいない踏んだり蹴ったりなけったいな問題?俺らそのうち死ぬんだから価値も意味も無いぜ、そんなん。

 夏、ニッパーで冷蔵庫を開ければ、タッパーに詰まった楕円形のチョコレートがあって、其処には青唐辛子と赤唐辛子が突き刺さっている。ベルギー・シンドローム火病のコラボレーション、フラストレーション。×月29日にミュージックステーションに出る夢の中で俺はギターをぶち壊していたけれど、それは自分の部屋でも出来るよね!

 日中に視る夢はいつも他人を見返してやりたい、ぶっ殺してやりたいっていう、そういう肉感的なMETAL思考と元々のメランコリア、賞味期限ぎりぎりで綺麗(といわれる)感覚が融合した可笑しな夢中夢を表している気分でタンポポや紫陽花の花を摘み取ることも、あんたの身体を喰らうことも別に躊躇わないけれど、どうにかあと数年くらいの人生の内に消費期限を切っちまうことは無いようにと何処にもいない神様には願いたいものさ。